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2012.02.13 *Mon

胸骨の痛み

今日お越しになったクライアント様の施術です。

タンスの引き出しを取り出した時に胸のあたりでパキッと音がして
それ以来胸の痛みが続いているとのことでした。

「左の肋骨が一箇所膨らんでしまって、痛くてそこばっかり触ってしまいます。」
と、クライアント様。

触ってみると左の6番目の胸肋関節が膨らんでいます。

パキッと音がした時に胸肋関節がずれてしまったのでしょう。
こういうズレた関節は押し込んでも入りません。

まずは仰臥位になって左腕をバンザイするように腕を挙げていただきました。
その腕を術者の右手で牽引しながら術者の左の手掌で肋骨を頭方に押し上げていきました。

肋骨は胸骨から離れる動きを伴いながら「プツッ」と小さな音を立てて
元にあった位置にハマっていきました。

触ってみると、さっきまで膨らんでいた肋骨が平らになっていました。

ズレた関節は牽引をかけて開きながら押していくとスコンと入ることが多いです。

胸肋関節の矯正を行うことはめったにありませんが、
そのような方が訪れた場合はぜひお試しを。


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2012.01.25 *Wed

双子の体の柔らかい子と固い子

前回の記事で生まれつき体の柔らかい人の条件として
お腹の中で広いエリアを確保できて手足が動かしやすいことを
お話いたしました。

この話を双子のお子様をもつクライアント様のTさんに前回の施術時にお話していたのですが、
今日の施術の時にとても貴重なお話を聞かせていただきました。



「うちの双子はお腹の中で下にいた第一子は体がとても固いんですけど
 上にいた第二子は体がとても柔らかいんです。

 なぜだろうと思っていたんですけど、
 お腹の中で広い空間が確保できた子どもは生まれつき柔らかい
 という話を聞いてなるほどと分かりました。」


そうなんです。
このクライアント様の第一子の赤ちゃんはお腹の中で下にいたため
窮屈な姿勢となって体が固く、
上にいた第二子の赤ちゃんは自由に動きやすかったので
体が柔らかかったのです。

でもTさんまだ小さいうちは大丈夫ですよ。
股関節の柔軟性をつけていけば第一子のお子様も体は柔らかくなっていきます。


体の柔らかい健康なお子様を出産するためには
骨盤を締めて子宮を高い位置に保ち
お腹の中で赤ちゃんが広々過ごせることが
やはり大切であること今日のクライアント様が教えてくださいました。

貴重なお話を聞かせて下さったTさん
本当にありがとうございました。







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2012.01.18 *Wed

生まれつき体の柔らかい人

生まれつき体の柔らかい人は、
・ほどほどに小さく生まれてくること
・お母さんの子宮が高い位置にあってお腹の上部も膨らんで、赤ちゃんがお腹の中で広々過ごせること
この2つが満たされて生まれてくるのではないでしょうか。

赤ちゃんが大きくなりすぎるとお腹の中で窮屈になってしまいます。
生まれるまで背中を丸め、肘と膝をギューッと曲げてじっとしていなければなりません。
長期に体を丸めていると筋肉や靭帯が収縮して固くなってしまいます。

また、お母さんの子宮が下がっていると妊娠後期になると下腹ばかり膨らんでしまいます。
これではお母さんもくるしいのですが、赤ちゃんも苦しいのです。
赤ちゃんは頭が下にありますから、お母さんのお腹の上の方が膨らまないと
赤ちゃんは足のある場所が窮屈になります。

これでは足が思うように動かしにくくなって
開脚などのストレッチをしても固い体になるのではないのか。

これが私の仮説です。

もちろんこの説に当てはまらない方も多くいらっしゃることと思います。

クライアントの方が
「わたし生まれつき体が固いんですよ〜」
とおっしゃる方がけっこういらっしゃいます。

そういう方には
「何グラムで生まれまたか」
とお聞きしています。

多くの場合は3500グラムを超えています。
また、体が柔らかい人は小さく生まれている方が多いです。

お母さんが妊娠中に子宮が高い位置をキープできていて
子宮がお腹の上部もつかって膨らんでいること。

生まれてくるまでに大きくなりすぎないこと。

この2つが生まれつき体の柔らかい子どもが生まれてくる
要素になっていると思うのですが、
いかがでしょうか。

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2011.12.19 *Mon

しびれの原因は神経の圧迫だけなのか

前回の記事で、静脈はすぐに圧迫の影響を受けて神経は圧迫を受けにくいというお話をしました。
では神経がしびれを起こす原因は何なのでしょうか。

しびれの原因のひとつとして
「静脈を圧迫されることによる髄鞘の栄養不足」が考えられます。

静脈は中膜が薄い構造なので、胸郭出口や鼠径靱帯で容易に圧迫を受けます。
静脈を圧迫されるということは結果として動脈血の流れも悪くなります。

神経繊維を覆っている髄鞘は血液からの栄養を必要としています。
髄鞘に栄養が行きにくくなると髄鞘が萎縮していき神経線維がむき出しの部分が現れます。

そのことで神経痛やしびれが起こるのです。

改善方法は
手のしびれの場合、烏口突起の前方変位による小胸筋の収縮を解消します。
右の烏口突起の場合、術者の右の母指で烏口突起を後方へ押し、
術者の左手で患側の上肢を持ち上げます。

この姿勢を30秒ほど維持することで
小胸筋の圧迫を受けない位置で静脈血を心臓へと戻すことができます。

足のしびれの場合、術者は側臥位で脚を外転、伸展します。
鼠径靱帯の下で腸腰筋の緊張が緩むので
下肢の静脈血が流れ始めるのです。

この操作によって、しびれがすぐに取れる場合もありますが
長期にしびれがある場合にはすぐには改善しません。
静脈血が流れ始めても、髄鞘が再生するには時間がかかるからです。

しかし、初回の施術から、手足が軽くなることは実感していただけます。
施術を繰り返しおこなうことで静脈の圧迫がなくなり、
しびれが少なくなっていきます。

神経の圧迫の改善を行なってもしびれがよくならない場合
静脈の圧迫を考えてみるのはいかがでしょうか。

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2011.12.16 *Fri

高血圧について考察

血圧は腕で計測します。
本態性高血圧は原因不明とされています。

その原因のひとつとして私は胸郭出口症候群があると考えています。

小胸筋に動脈、静脈、神経が挟まれてしまうというものです。
絞扼性神経障害entrapment neuropathyとも言われています。

動脈、静脈、神経の中で最も圧迫を受けやすいのが「静脈」です。

動脈は厚みがあるので圧迫の影響をほとんど受けません。
いわば「工事現場で使うホース」

静脈は薄い構造なのですぐに圧迫を受けます。
「家庭用のホース」

神経は大きな血管よりずっと細い構造です。
「すぐには圧迫を受けない」

以上のことから筋肉の緊張によって圧迫を始めに受けるのは
「静脈」ということになります。

静脈が圧迫されると血液が心臓に戻りにくくなります。
しかし動脈はあまり圧迫の影響をうけていないので
手の方へ血液がどんどん流れ込みます。

血液が手に流れ込むけど心臓に戻らない
これが手のむくみの原因になります。

しかし手から心臓に戻ってくる血液量が減っているのですから
手へと流れ込む量も減少し、心臓が圧を上げて血液を送ろうとします。

これが本態性高血圧の原因のひとつではないかと私は考えています。

烏口突起を後方に矯正して小胸筋の圧迫を取ることで
血圧が下がった例は今までに7例ありました。

塩分を控えることはもちろん大切です。
しかし、内科の問題も体の構造が深く関わっているのです。
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